その女、最強総長【完】
「マジか……。」
見事、掛けに負けたリオは、絶句した。
掛けに参加していない、翔も目の前の光景に驚愕していた。
佐藤銀は、屋上の中心で大の字になり未だに寝ていたのだ。
俺は、寝ている佐藤銀に近付きしゃがんでジーッと顔を見つめた。
すると、リオと翔も恐る恐る佐藤銀に近付きしゃがむ。
俺達は、完全に佐藤銀を囲む体制になり、端から見たら絶対怪しいだろうな…と、そんな事を考えている時だった。