またいつか
シーツの上
******
僕達は今、ベッドの上にいる。
僕が誘ったのかもしれない。
君を思わず抱きしめたのは、僕だったから。
君をお姫様抱っこでベッドまで運び、白いシーツの上にそっと君をのせた。
「…途中でなんかやめられない。」
緊張の中、やっとの思いで口にした言葉には、余裕なんて少しも無かった。
君はそんな僕に優しくキスをして微笑む。
僕達はそのまま鼓動を重ね、温もりを分け合った。