【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
増村さんは“あぁ!”という顔をしてから納得したように頷いて、ニッコリ微笑んだ。



「ごゆっくりお食事でもどうぞ♪」


「~~~っ、はい…」



あたしは照れ隠しに肩をすくめて俯きながら返事をした。


こんなはっきり宣言されると…結構恥ずかしい!!


でも“彼女”って…いい響きだなぁ…。



小さな感動に浸るあたしをよそに拓海さんは少しスイーツの話をして、あたし達はスタッフルームを後にした。


店内に戻ると、掃除されたばかりの窓際の席に案内される。


「そんなに食うのか」

という拓海さんの声は無視して、メニューにあるオススメの料理と抹茶ラテ、そしてデザートを頼んだ。


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