【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
なんだか見てるこっちが恥ずかしくなっちゃう。


そんな挙動不審なあたしに気付いたらしい拓海さんは、頬杖をつきつつ呆れたように笑った。



「何一人でニヤニヤしてんだよ。気持ち悪いぞ」


「なっ……!!」



なによー!?

仮にも彼女に向かって『気持ち悪い』はないでしょーが!!


あたしは頬を膨らませる。



「だって皆幸せそうだから…

…あっ!拓海さん、見てあそこの女の人!」



あたしは何気なく見た女性客二人を、失礼ながら思わず指差してしまった。


だって彼女達は、あたし達が開発したケーキを食べていたから。


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