【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
仕事の用件とはいえ、拓海さんみたいな麗しい男の人とあたしが二人で家に来たとなれば…

あのコ達がウザいくらいに騒ぐのは目に見えてるんだから!!



「わざわざ家に来なくても電話でいいじゃないですか!ねっ!?」



懇願するように見つめると、拓海さんはクスッと優しい笑みを浮かべる。



「雅の家族にも会ってみたいんだよ。挨拶ぐらいさせてくれ」


「──っ…!」



拓海さんにそんなことを言われると断れない…


というか…なんか、嬉しい…。



「だから早く食べな?」


「……はいっ」



あたしは少しはにかみつつ、残りのデザートをしっかりと味わった。








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