【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
どうやら修羅場なんてものはこの家族には無縁のものらしく。


今度はお父さんが拓海さんと握手してるし、舞い上がってる家族の中であたしは一人静かにお茶を飲んでいた。




それから、拓海さんに懐き始めた智也の質問攻めをうまくかわしつつ、オードブルの話もなんとか終えた。


拓海さんは涼しげに笑って皆に話を合わせてくれてたけど、絶対疲れたに違いない。



なんだか申し訳ない気分になりつつ、あまり長くならない程度であたしが無理やり話を切り上げた。


皆は「え~もう!?」と不満げな顔をしていたけど、このまま話してたら間違いなく日が暮れちゃうし!


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