【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
つまり……。


あたしに拓海さんの気持ちを“目に見える方法”で分からせようとしてくれた上に、

拓海さんには気持ちを言葉にして伝えることを、教えようとしてくれたってことだよね?


三神さんってば、自分には何の得もないのに……



「何で…あたし達のためにそこまで…」



思わず口から漏れた呟きに、三神さんはいつもの悪戯な笑みを浮かべる。



「だから言ったじゃん?
相川ちゃんのことが好きだから、悩んでる時は力になってあげたいんだよ」



“好き”というフレーズに、拓海さんが反応してあたしを横目で見てくる。


あたしは思わず「違う違う!」と手と首を横に振って、三神さんの“好き”の意味が違うことをアピールした。


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