【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
そのネクタイをヒラヒラと弄びながら、拓海さんは含みのある流し目をあたしに向ける。



「…お仕置きだから縛ってみるか?」


「──はっ!!??」



突然言われたアブノーマルな一言に、夢見心地だったあたしは一気に現実に引き戻される。


忌まわしいモノを見るような目でその水色のネクタイを見ると、拓海さんはぷっと吹き出した。


そしてネクタイを床に放り投げ、ボタンに手をかけるとシャツが徐々にはだけていく。



「冗談だよ。
お前を縛って繋いでおけるのは俺だけだよな?」


「~~~…!!」



なんだかヤらしい言葉に聞こえるのは、この溢れんばかりのフェロモンのせいでしょうか…?


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