【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
彼はクスッと不敵でお色気たっぷりな魅惑の笑みを浮かべ、ベッドをギシッと軋ませながらあたしにゆっくり覆いかぶさる。


目が合うと笑顔が消えて、あたしは一瞬不安になったのだけれど。



「…アイツがこうやって雅を見てたのかと思うと、ホント殴り飛ばしてやりてぇな」



ぼそっと呟いたその言葉に、あたしはふふっと笑いを漏らした。



「……どうして?」



悪戯っぽく尋ねてみる。


すると、腰をなぞっていた長い指が胸へと移動して、思わず声を漏らしてビクンと身体を跳ねさせた。


そんなあたしの耳元に唇を近付けた拓海さんは、極上に甘く囁く。



「──雅を愛してるから」



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