【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
拓海さんは熱っぽくて少し切なげな瞳であたしを見つめると、涙をそっと拭って最高に優しい笑顔を見せた。



「お願いされなくても最初からそうするつもりだよ。

…ずっと雅だけを愛してる」




──もう、言葉はいらないと思った。


あたしは更に涙を溢れさせて、彼の首に腕を回してきつく抱きつく。



……やっぱり三神さんの言う通りだったね。


怖がらずに、もっと早くにこの気持ちを伝えておくべきだった。


そうすれば、こんなにも心が通じ合えたのに──。




不安や疑心から解放されて、愛を確かめ合ったこの夜に

あたし達の心と身体は、
深く深く繋ぎ合えた気がした。








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