【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
そんな話をしながらあたし達は事務所へ向かった。



調理部には新しく人が入って、あたしのお手伝いはようやく終わりが見えてきた。


だから徐々に調理部から引き上げるようにするために、あたしが工場へ行くのはピークの時だけで良くなったのだ。




──ふと、入口のドアの前に誰かが立っているのに気付く。


なんだかそわそわと落ち着かない様子のその人は、あたしを見つけて目を見開いた。



「──相川先輩っ!!」


「…園田さん…!」



こちらに駆け寄ってくる彼女に、心臓がドクンと鳴る。


そう、ちゃんと彼女にも話そうと思っていたんだ。


あたしが拓海さんと付き合っていることを──。


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