【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
「それはやっぱり、調理部の人手が足りないから…ですか?」


「あぁ、弁当の発注量が増えたおかげで向こうはてんてこ舞いだ。
誰かヘルプにやらなきゃいけないとは思ってたんだが」


「それで、もとは調理部にいたあたしが選ばれたってわけですか…」



椅子の背もたれに背中を預けて腕組みしていた拓海さんは、そのままの状態で目線だけを上げる。



「いや、それだけじゃない」


「え?」


「俺が推したんだ、『ヘルプに出すならぜひ相川を』ってな」



──な、なんですって!?


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