狼少女と初恋。


那月じゃなくて
胸をなでおろすが、
真剣な顔して話す、
鷹凪像は先生にダダかぶりで。

「鷹凪君は~
 髪の毛い~つも洗ってないし~
 ぼさぼさの天パで~。」

鳥の巣のような髪型の先生。

「でも、背は高くて~
 優しくて、
 いーつも敬語しか使わないんだよ~。」

優しく声をかけてくれた事、
今でも覚えてる。

「鷹凪君が
 どーしたの~?」

どうした、なんて
呑気なことじゃない。

先生が・・・?

乃愛と・・・?

渦巻く感情は
心配や不安。

これって問題だよね・・・?

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