狼少女と初恋。
「おっはよ~~~っ!!!」
ドシッ!!
久々、だな…。
振り向かずとも、
体が覚えてる、この人は。
「乃愛……。」
朝から、テンションが高いな。
…いや。
私は早くに家を出たはずなんだが?
まさか、
私が落ち込んでる事知って…?
「楽しすぎて、寝れなかった~。」
で、ですか。
でも私には、
乃愛を相手している元気がない。
「おはよ…。」
いつもより、
元気がなくて情けない気持ちになる。
乃愛は何にも関係ないのに…。
「落ち込んでんじゃねーよ。
アタシがいるだろ?」
………ん?