君に恋をした


「どういたしまして、里香」

俺はニヤっと口角をあげて言った。里香は

「いっいきなり呼び捨てですか!?なんか恥ずかしいですね…」

あたふたと照れながら慌てはじめた。やっぱこいつおもしれぇわ

「そーいえば、敬語もなしね」

「わっ私まだ16だから…」

「それでもいいんだよ!」

俺の声にビビったのか、

「わっわかりま……わかった」
と敬語を止めてくれた。



< 42 / 44 >

この作品をシェア

pagetop