君に恋をした
俺の後ろをペタペタついてくる里香。心なしかふらふらしているような……って熱あんじゃん!
「おい。大丈夫か?」
「あっうん。だ、大丈夫」
全然大丈夫じゃねぇだろ
俺は里香をお姫様抱っこした。
「陸くんっ。大丈夫だから降ろしてっ。は…恥ずかしいよっ」
くくっおもしれぇ。
「やだ。ちゃんと捕まっとけ。」
里香は渋々といったかんじで頷いた。
にしても。軽いな、折れちまいそう。
そんなことを思いながら、俺は楽屋へと急いだ。