君のコト、さらっていいですか…?
「文、私と愼樹を会わせるために

本借りてこいって言ったんでしょ?」

「そんなわけないじゃん!」

「だって文なんか普段、教科書以外

活字見ないのに!」

「なんか失礼だなー。

ふふ、参りました、

莉津の考える通りです」

「なんで…?」

「だーって2人だけのがいいでしょ?」

そのせいで言いたい放題

言われたんだけど…

「それでそれは感涙して腫れたの?」

「その反対、怒りと悲しいやつ」

「じゃあ、今日の帰り

緊急女の子会議しよっか」

友ちゃんが私を抱きしめる。

「うんっ…!」

「ずるいっ私も!」

文も抱きしめてくる。
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