君のコト、さらっていいですか…?
もう夏休みも迫ってきていて

毎日暑い。いくら飲んでも水分が

足りないマラソン大会の日の帰り。

もう数十メートルで家なのに

暑くて足取りが重い。

あのあと正直、愼樹とは何もなくて

まだ私は携帯を開けようとは思えない。

なんかまだ引っかかってる部分が

あるみたい。

そうしてやっと家に着いたところで

家の前に人影がある。

日陰でも充分暑い。

そこにいたのはうな垂れた


允兄だった。
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