君のコト、さらっていいですか…?
わからん
「まー君もがんばりな」
「莉津はどこまでもついてくるから」
私の背中をポンポン叩く名先輩
「これ以上、邪魔しちゃ悪いね、
んじゃ」
私達に手を振りながら図書室を
出て行った
「はい、やるぞ、
ここはこーで、こう!」
「…わかった?」
じっと覗き込まれてドキドキしてしまう
「そーゆーことか、わかったぁ!」
「あ、出来てんじゃん、
やればできるじゃねーか」
ニコッと笑った。
少しキュンとする
だから私も笑い返す。
「にゃはっ☆出来ちゃった♪」
「いくつだ、このヤロウ」
少しだけ赤い。
二人ともたぶんタコみたいになってる
本棚裏――
名「そういうところに惚れるんだよな―
私も危なかったモン(笑)」