君のコト、さらっていいですか…?
「じゃあなんで

言ってくれなかったの?」

「まだ莉津は中学生でただ側にいる

ことしかできなかった」

「私は允兄が同棲しなかったら

告白してたんだから!」

「好きだよ…」

「今更遅い…っ」

涙で視界が滲んで見えない。

もう一度強く抱きしめあって

お互い顔を見合わせて

笑ったんだ。
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