君のコト、さらっていいですか…?
「ささっさいごだからっ!

なんつって…」

何でこんなことしちゃったんだろ。

告白みたいなもんじゃん。


ギュ。

最初はポカーンとしてた愼樹だけど

急に抱きしめられた。

「おン前…!」

「ごめん」

「あやまんなって、

一つだけ言いたいことがある」

「何?もしかして携帯代

やっぱ取るとか??」

「ちげーって、しっかり聞いてろよ」

「うん」

私の耳にそっと囁いた。




“君のコト、さらっていいですか…?”


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