君のコト、さらっていいですか…?
ガララッ
「失礼しまーす…」
「どんな本をお探しですか?」
「あ、告ルって本なんですが…」
「人気でやっと返却されたんですよ」
どこかで聞いたことのある声。
「お待たせしました」
バシ。
本で頭を叩かれる。
「痛ったぁ〜って…!?」
私の目の前には見覚えのある。
いや、私が好きだった?
愼樹がいた。
「み、愼樹…!?
ってなんか怒ってる…?」
明らかに睨まれてる。
「せっかく帰って来たのに
歳上の恋人といちゃコラ
してんじゃねーよ」
捨て台詞残して私の
横を通り過ぎて行った。
もしかして允兄のときに
見てたの…!?
そしてまた歯車が
噛み合わなくなって行く。
「失礼しまーす…」
「どんな本をお探しですか?」
「あ、告ルって本なんですが…」
「人気でやっと返却されたんですよ」
どこかで聞いたことのある声。
「お待たせしました」
バシ。
本で頭を叩かれる。
「痛ったぁ〜って…!?」
私の目の前には見覚えのある。
いや、私が好きだった?
愼樹がいた。
「み、愼樹…!?
ってなんか怒ってる…?」
明らかに睨まれてる。
「せっかく帰って来たのに
歳上の恋人といちゃコラ
してんじゃねーよ」
捨て台詞残して私の
横を通り過ぎて行った。
もしかして允兄のときに
見てたの…!?
そしてまた歯車が
噛み合わなくなって行く。