小悪魔王子
side 風斗
フフッ。本当騙されやすいよね?
僕を凄く睨む苺香。
今日は休日。
一ヶ月ぶりくらいかな?
かーさんと剛さんは今日はデートらしい。
つまり、苺香に用事がなければ今日は僕と苺香二人っきりという訳だ。
そして苺香は家にいた。
何やかんやで僕の言うことを今日一日聞くことになった苺香。
「じゃぁ、まずマッサージ。」
「はい?」
「だから、マッサージ。」
苺香は自分に都合が悪いことは基本聞こえない。
苺香のマジ面倒いとこ。
僕は軽く苺香を睨んでやる。
「何回も言わせないでよ。」
「すみませんっ!!今すぐ行わせて頂きますっ!!」