小悪魔王子


苺香が困った顔で僕を見つめる。

「何?早く始めてくんない?」

「すみませんっ!!ですが、どこをマッサージいたしましょう?」

あーそういうこと。

「苺香がしたいとこして。」

「したいとこ?」

「そーしたいとこ。」

そういうと苺香はぶつぶつと一人で何か喋りだした。

そして....

「どこが疲れてる?」

.....少しびっくりした。

苺香ってたまに気が利くからびっくりする。

「どこでしょう?」

そんな苺香には軽くいじわる。

「どこって....腕とか?」




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