小悪魔王子


そんな....

確かに風斗くんは遊びたい時期だろう。

なのにそれを我慢して仕事を頑張っているんだ。

なら....

「風斗くん。私の方こそごめん。私今日一日風斗くんの言うこと聞くよ!!」

お姉さんに任せなさいっ!!

「フフッ。バーカ。」

風斗くんの楽しそうな声が聞こえる。

え?
何?何?

「ありがとう、苺香。今日一日僕の言うこと聞いてね?」

意地悪げに笑う風斗くん。

まさか....

「騙したわねっ!!?」

「フフッ。どうだった?僕の演技力?結構凄いでしょ?」

ムカつくっ!!

頑張っている風斗くんにじーんときた気持ちを返せっ!!




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