九条祐輔の恋愛方程式。
「あがったよ」

「あ、ご飯できてるよ」

遥はニコニコ笑ってる。

「何か機嫌いいな」

「うん。ちょっと、ね」

「いただきます。あ、ねぇ遥」

「何?」

「昨日か今日絵の具使った?」

「!?…何で?」

「洗濯物入れるかごに茶色と赤のタオルがあったから」

「あ、あぁ。うん。絵の具こぼしちゃって」

「そうなんだ。ん!旨い」


食べ終わり、僕は布団に入った。

「あぁ、眠い」

「最近、捜査どう?」

「まぁまぁかな」

「そっか。あまり頑張り過ぎないでよ」

「うん」

「おやすみ」

「おやすみ」
< 12 / 21 >

この作品をシェア

pagetop