あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
*百合side
わーなんか呼ばれた!?
勇輝…と爽也!?
なんで!?
「百合!大丈夫か!?」
勇輝は私の肩を掴む。
「えっ!うん…」
勇輝はチラッと私の
周りを見渡す・・・・。
「だ、大丈夫そうだな…。」
少し安心&焦り?っぽい
だって、私の周りには いっぱいのヤンキーが 倒れてるもん!
17人かな・・・・
楽勝。楽勝。
みんな気絶してて、 端から見たら何か私が殺したみたいで嫌なんだけどな・・・
必殺・お兄ちゃんに教わった相手の倒し方!!
必殺とか言わない方が良かったな‥。
さて…。
「勇輝?まだやり残しがあるからちょっといい?」
「おっおう…」
勇輝はそっと私を放す。
手が震えてた。
いっぱい心配してくれたんだな・・・。
ふーっ。
!?いきなり爽也が西崎の胸ぐらを掴んだ。
「てめー百合に傷つけんなっつったろーが!!何してくれてんだよ!ふざけんな、殺されてーのか西崎!」
キャッ!
声の大きさにビックリしたー
てか、爽也なんて…?
「ごっごめんなさい。そんな傷つける気じゃなかったの…あの子があんまり頑固だから脅してやろう程度に思ってただけ。それにあの子傷一つないわよ?傷つけてないわ。」
西崎はハハッと苦笑い
「ざけんな。どー考えても袋にしようとしてたろ?あ゛!?」
「ヒッ!ごめんなさい。もう二度と・・グスッ・・ヒック・・しないか・・」
出たー嘘泣き。
爽也が西崎の言葉を遮る
「は?」
ビクッと西崎の体が後ろにのけぞった
「おら?逃げんなよ。どーせ百合が今のお前みたいに抵抗しても逃がす気はなかったんだろ?」
爽也ヤンキー顔になってる
凄みをきかしたらめちゃ怖い
「そっそんなこと・・っ。/」
あらま、爽也には
バレバレじゃん。