あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「気持ちだけで十分だって!ご覧の通り怪我ないし?」
爽也がカッコよく見える。
「んな事ねぇよ。俺は側についててやりたかったし。」
ヤバい、ヤバい。
このままじゃ好きになっちゃうよー。早く用事を済まそう…
「ありがと・・・。ちょっと西崎さん貸してくれない?」
西崎は青ざめる。
「ああ、いいぜ」
「来な。」
私は西崎に冷たい目線を向ける。
西崎は素直についてくる
勇輝と爽也が見えない所まで来た。
「さぁ」
私が話しかけた途端 西崎が走り出した。
「キャ・・・ッ・・」
叫ぼうとしたので追いついて、口を手でふさいだ。
「テメェ…私に足で勝てると思ってる訳?」
西崎は青ざめたままで無理に笑って顔を横に振った。
「だよね。さて、私が言いたい事は3つ。」
私は話し始めた・・・