あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「一つ目は、あんたしつこ過ぎ。次やったらどうなるか分かってるよね?」
西崎はコクコクと頷く
「で、二つ目は私と勇輝が別れても勇輝は西崎と付き合ってくれないよね?こんなんして意味あんの?」
私は西崎の口から手を放した
すうっ!
西崎が思いっきり息を 吸い込んだ。
叫ぶ気だ・・・・・・。
「キッ・・ゲホッ・・」
「あ~らごめん。つい手が出ちゃった。」
私はニコニコと言う。
私は西崎のお腹を軽く 殴った。
「さっ、何言おうとしてたのか知らないけど続けて?」
西崎はお腹を押さえて
「勇輝と誰かが付き合っているのが嫌なの。フリーだったらまだチャンスあるし・・」
と小さい声で言った。
「ふ~ん?」
ほんと、コイツだけは 絶対許さない・・・。
「じゃー三つ目ね。千香ー?」
千香はゆっくりとこっちに 歩いてくる。
西崎はギクッとした表情に なった。
「さて、三つ目は・・・」