あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「あんたの千香への態度は絶対許せない。自分の為に人を傷つけていいと思ってんの?私ならまだしも関係ない子に私が苦しむとかそんなくだらない理由で千香を傷つけようとあんたはした。」
今日はほんとマジ切れしてるよ、私ー・・・
西崎は震えている。
「千香だって怖かったんだよ?あんただけ逃げれると思ったら大間違いなんだからね。千香、好きなようにしていいよ。あっ、でも殴りまくるとかはやめてね…流石にダメだよ?」
「百合だってさっき人、気絶させまくったくせに・・・」
クスッと千香は笑う。
「あれは正当防衛ですぅー」
もうっ、失礼な!
「でも、ありがと。こいつはちょっとやり過ぎって思ってたんだ」
当たり前です!
何でも自分の思い通りに なるって思ってるからね 西崎は。
「三つ目は千香の言うことを聞くって事で」
私は西崎に笑顔を作った
「助けて!百合ちゃん!!私、そんな悪い事してないよ、もう諦めるからさ…お願い…」
涙目ー・・・
「悪いけど、完っ全にブッチきてますから私。あんまりナメた事言わない方が身のためですよ?」
西崎は真っ青・・・
千香が口を開く。
「じゃー‥」