あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
◆恋って難しい!



「何でもないもん!」


私は振り返った。

爽也とバッチリ目が合う


「っっっ////」

前も後ろも塞がれて 私はうずくまった。


「百合?大丈夫?」

キャー!!
爽也がこっち来る!

「全然大丈夫だからっ!来ないで!!ほんと大丈夫っ!」


もー必死。


「えっ!?」


あっ、今爽也のこと 傷つけたかも・・・

心配してくれたのに…


「んだよ、お前意味分かんねーな。さっきまでギャーギャー騒いでたくせに、らしくねーじゃん。何なんだよ?」


うずくまっている私の 前に勇輝がしゃがみ込む。


「ん?」


やめてーそんな事したら…


爽也は勇輝に負けじと 私の横にしゃがみ込んだ


ほらね、ほらね。
爽也も来るじゃん!



あー誰か助けてー!




「ほらほら、あんたらイチャイチャすんなら3人の時にやってよね。6時間目終わっちゃったけど、掃除あるから!行くよ百合。」


千香が私を引っ張る。


「あっ、うん。」




ホッ…。










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