あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「諦めて俺のモノになりなよ。百合?」


爽也がこういう事するのは 分かってた事・・・


それでも…悲しい…

悲しんでる場合じゃないって!しっかりしろ!!勇輝を守んのは私なんだから!


「おっ、それって覚悟決めた目じゃね?」


爽也は私に問いかける


「決めたよ。…私が勇輝を守る…」


私はハッキリとシッカリ 爽也に気持ちを伝えた。


「は?お前立場分かってんの!?50人だぞ?ボコボコにされて犯されんのがオチだろーが」


爽也は焦り出す。
なんか今日の爽也変だな… 目の下クマ出来てるし、 体調も悪そう…



「それでも、私は勇輝と別れたくない。」



「ほんとばっかじゃねーの!?勝てる根拠でもあんのかよ。こいつら全員やる気になったらお前死んじまうぜ?」


爽也…根拠じゃないの。 理屈じゃない。好きっていう気持ちはどんな条件でも交換出来ない。

「根拠なんてない。ボコボコでも犯されても勇輝の為なら…。」


本当は怖い。
震えてる。
逃げ出したい。
叫びたい…


でも、一回助けてもらったから今回は私が助ける側だよね。


「っっっ!!!…てめぇら…ヤっていいぞ。」


くそー爽也ムカつくなー

よし、来い!
とりあえず10人ぐらい は大丈夫かな…
男だけど・・・


ー15分後ー



ふーっこんなもんか…


私は10人ノした。
これからだね。
あと、40人…


「10人で行くな!カス共!!30人で行け。」


爽也が命令…
そうくるよね、やっぱり…
「可愛いよね。君、恨みはないんだけど雪仲さんの命令だし?あーヤんの楽しみ。まずボコッて動けなくすんだよねー」

ニヤニヤとした男が近づく…。キモい!…キモい!!


その後ろからも同じような ヤツらが…


やめて!イヤ…



なっ、何弱気になってんのよ百合!?

絶対叩きのめす。














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