あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
ガラガラ~
私達はパッとドアを見た。
勇輝だ…
今日、ずっとおかしかった から来ないかと思ってた。
「あっ、勇輝くん!!ごめんね、いつも百合取ってー。邪魔だよね~」
奈美が申し訳なさそう
「いや、別にいいッス。」
何故敬語!?
「そ?でもやっぱ、悪いよー」
「全然いいって!!」
私がフォローを入れる
「百合にそう言われるから、いつも邪魔しちゃうんだよねー」
奈美はアハハと笑う
「あっ、勇輝くんも食べよー。はい、ここー!」
奈美はパッと席を作る
「あっ、うぃっす…」
やっぱり、勇輝変…。
いつもなら、
「マジで出てってくれね?」
とか冗談で言うのに。
ガラガラガラー
えっ!?
誰?
勇輝はここにいるし、
いつものメンバーは揃ってるよ!? 何ー?
ハッと振り返った。
そこには…