あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



勇輝のどや顔・・・。


「まっ、頑張った方じゃね?」

何て上から目線の奴!!


「痺れて力入らなくなるの!!」

ん?これは対抗してるのか!?

「それが感じてるって言うんだよ?」

勇輝はまたニヤリ


やっぱ抵抗してなかったね…

てか、感じてるって!! そんなわざわざエロい 言い方して、ほんと変態。


「俺が変態なら、百合だって変態だっつの。いちいちエロい声出してさぁ。マジ可愛い。」

ニヤニヤ。

あー、もうまじエスパー!! また読まれたよっ

「出さないといけない様にしてるのは誰ですかー?」

からかうように言う。


「俺様だけど?」

当然。というこの顔!!

「うわっ、様つけたっ!!」

自分で俺様ってかなり ナルシじゃん!


「いや、もうこれだけ完璧な人間には様付けないとね?」


いやいやいや!

どーいう考えだっ!!

って言っても、めっちゃ 頭良いから腹立つんだけどね?


「ハイハイ。」


呆れたように言う。

「あっ、構ってよー、百合ちゃんー」


ふざけ過ぎ・・・。


「キモい。」

…言い過ぎたか?


「あ゛ぁ?誰がキモいって?」

ほら、やっぱ怒った。

面倒くさいなーもうっ


「ごめんっっ!言葉のあやです。」

笑顔で可愛く言った

つもりだったんだけど…

「そんなんじゃ許さねーし。」
ほらー、勇輝に変な スイッチ入ったよー


助けて~////


「百合からキスして。」


来た!

無理ー、イヤだー

「そんなん無理!!」

有り得ないしっっ


「あっ、そんな事言っていいんだ?一生立てなくなるよ?」

ひっ!!
物騒すぎー///


てか、もう機嫌直ってる じゃん!!


「百合に拒否権なんてねーんだよ?」

あーん、もう誰がそんな事決めた訳ー!?








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