あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】




「じゃ、もういっちょ軽くキスいきますか。」


えー?勇輝ーっっ!

「ねっ、勇輝?もうチャイム鳴るよ?」


ってもうキスの体勢。

勇輝は私の唇を、指で チョンと触って

「可愛い子は、黙ってキスを待っとけばいいの。」

はい?
どこに可愛い子がいるわけ?

キョトンとしてる私に

「なっ?」


と、優しい笑顔で ニコッと言う勇輝…。

キュンッ!!


「はぁい。」


そんな返事しか出来なくて。

ニカッと勇輝は笑う

私にしか、見せてくれない その笑顔が嬉しい。


キーンコーン
カーンコーン


あっ、ほらやっぱり…


勇輝が不機嫌そうな顔を してる


「一限サボろ~ぜ~」

ニコニコ勇輝は笑顔で そんな事を言う。


「え?ダメだって。」


「百合に拒否権なし!」


やぁ//問答無用で 追い詰めてくる。


サボるのー?


でも、ピタッと勇輝が 止まった。

ん?


「ヤッベ。続きしてぇけど、一限小テストだ。」


あっ、そーいえば現社 テストだっけ?


「…帰ろっか?」


「うん。」


ヤンキーだけど、こういう とこは真面目だよね。


有り難いかも・・・


私はお姫様だっこから 下ろされる。

もっとしてほしかったなぁ。 なんて///

「また、してやるからそんな顔すんな?」

チュッとほっぺに キスをされる。


また読まれたー!!

でも、こんなキスもたまには いいかも…?










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