あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「そうそ。お前はそういう反応すればいいの」
はい?
これでいいの?
「まっ、次俺がヤるっつったら絶対ヤるからね?」
ニコッとする優輝。
わ、笑えない…
てか、今日はいいんだ?
いや、ダメって言われて も困るんだけどさ…
「返事は?」
優輝のおでこがコツンと 私のおでこに当たる。
うぅー…
ジッと見つめられる…
「はぁい…」
結局、こんな返事…
心の準備期間とかないのね!?
「ん。」
優輝は笑いながら 私の制服を直す。
もー、一体優輝はどうしたい訳?わけわかんない!!
いきなり怒るし
ヤろうとするし
拒否っても怒んないし
(逆にニコニコしてるし…)
次はヤるらしいし!?
私が馬鹿なだけ~?
優輝は軽く私にチュッと キスをすると、
「行くぞ?」
と保健室を出てった。
「ちょっと待ってよ~」
私は優輝を追いかける。