あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
◆WバカップルWデート
「ちょっとどー思うー!?」
はい。
ここは奈美のお家です。
放課後、奈美ん家に
転がり込んで
千香まで呼んだ次第ですよ…
奈美はご近所さんで
幼稚園の頃から 幼なじみだけど
千香は千香で
小学校からの幼なじみです!
「はぁー!?」
ビクッ
千香が叫んだ。
「あんたバッカじゃないの?」
勇輝も千香も
人を馬鹿、馬鹿って…
「勇輝くんはー百合が言うように、ほんとにヤりたかったんじゃなくてー百合が嫌がったり、なんか可愛い反応が見たかっただけだと思うよ?」
は?
何それ…?
「男心が分かってない!」
いや、私女だし…
奈美と千香の
集中攻撃っ。
「てか、可愛い反応が
見たかったって勇輝のワガママ
じゃん!」
千香に頭をガシッと
掴まれる…。
「男なんてね、ワガママの
塊なのよ!? しかもあんた
だってワガママでしょ?」
痛い、痛い…
千香怖いよー
「いーなー愛されてるー」
奈美がボソッと言う。
へ?
これが愛されてる?
「奈美だって愛されてんじゃん。」
私は言った…
「ん~百合みたいにそういうじゃれあいが成立しないもん。ふざけて…は理解できない感じで爽くんとは、まだ壁があるかな。」
「「??」」
千香と私で2人共
頭に?マーク。
奈美はハーッとため息。