あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
◆ドキドキするよ!




次の日の朝。



「おっはよー百合ちゃん!」



雪仲が私の机に やってくる。


やめてくれないかなー 相手すんのめんどい。


「どしたの?元気ない?」



雪仲が心配そーに私の顔を覗く。


お前が来るからだよ! とは言えないかなー 流石に・・・

ぼーっと考えてたら、雪仲が喋り出した。

「百合ちゃんってさ、見た目もスッゴい可愛いけど、性格もハキハキしててめちゃ可愛いよね?俺、そーゆうとこめちゃめちゃ好き。」



ドキッ!!!
何、今のドキドキ…



自慢じゃないけど、 私って今までめちゃ振ってきたし、1ヶ月も付き合った事ないから甘い言葉にめちゃめちゃ弱いんだよね・・。



って、そんな事言ってる場合じゃない!まさか雪仲にときめくなんて・・・私の中身の事言われたからだよね!?

中身を知ってもらったらこんなドキドキするんだ・・・



「わーっ百合ちゃん真っ赤!」


「!?」
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