あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「あんだよ。」
私は怖くって
扉を凝視できない…
先生?
「爽也かよ」
明らかに不機嫌な
勇輝の声。
バッと扉を見た。
そこには、
爽也と、
ニコニコと手を振る奈美…
びびったー・・・
「欠席じゃなくて
サボリだよな?お前ら」
爽也はニヤリ。
「だったらなんだよ。
邪魔すんな。」
勇輝キレてる~!!
「べっつに~?」
あぁ、爽也
ちゃかさないで…。
「もー、百合何の連絡も
くれないから
心配しちゃったよー」
ナイスタイミング!!
奈美!
「ごめんー」
ほっ。
「で、お前らの
遊園地初デートの事だ
けどな?」
えっ!?/////
「てめぇら
いつからいたんだよ!//」
真っ赤になる勇輝。
可愛い。
「俺らも入って
Wデートにしねぇ?」
爽也の発言に
私と勇輝は凍りつく。
へ?
「は?」