あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「…っっ!!」
え゛ー爽也舌打ちー?
「なんだよ、爽也ぁ?」
勇輝…
余裕たっぷりです…
「勇輝っ!てめぇには負けねーからなっ!!」
え゛?
「は?」
勇輝も不思議がってる
「何が?」
勇輝は椅子に座った。
「俺のが百合をキュンキュンさせられる。」
「はぁーー!!?」
座った途端
勇輝がガタッと立つ
えと…
爽也さん、
何をおっしゃってるの?
奈美はいつも通り
ハラハラ。
「てめぇがドキドキさせる相手は奈美だろうがよっ!!」
当たり前のことを
勇輝が言った。
でも、爽也は
「あ゛?んな事どーでもいんだよ。とにかくてめぇには負けねぇ!!」
あのー
話がよく見えて来ないん
ですけども…。
衝撃発言を爽也はする
心臓に悪いし…
とにかく意味分かんない
「何言ってんだテメ?」
勇輝もキレてる~…
奈美がこっち側に
歩いてきた。
そりゃ、ショックだし
怒ってるよね?
爽也、許せない。
奈美のピュアな気持ちを
踏みにじってるじゃん!!
さいてー…
「奈…」
私が奈美を
呼びかけたら
奈美は私を睨んだ。
えっ!?何?
「百合に爽くんは譲らないからっ!!」
え゛ぇー!?
そっち?私?
勇輝もぼーぜん。
「いや、ちょい待ち?奈美…」
「行こ。爽くん!」
奈美が爽也を連れて行く
「勇輝、勝負だからなっ!!」
叫んだまま2人は
出て行った。
何だったの?