あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「だからぁ、俺らが


君を襲うからさ


彼氏くんが君を


助けてくれるか試すの」


ヤンキー男はニヤニヤ


いや、別にいいけどさあ


勇輝は


キレる→ボコボコ

→病院行き


の図にすると思うよ?


つか、まず


これぐらいのヤツら


私でも勝てるし。


「どう?楽しくね?」


「はあ。」


私は間の抜けた


返事をする。


「えっ何、怖じ気づいちゃった感じー?大丈夫だって。彼氏くんに逃げられても俺らが遊んでやるからさ。」


ニコッと笑うヤンキー男



うぜー、もう殴って

いいかな…


つか、コイツらと


遊ぶ…←100パーないけど


うわっ無理だぁ。


一般的にはかっこいいん

かも知んないけど。


(カッコいいの基準も

よく分かんないし…)


私には勇輝以外

有り得ないわー…


ヤバいヤバい


ノロケ出そう。


「なんなん?ニヤケちゃって、俺らと遊ぶんそんな嬉しいん?」

はい、黙れー


もう、真剣殴るよ?


…っあ!!


「勇輝…」


「彼氏くん来たん?よし、やろーぜ♪」


ヤンキー男2人は

私を壁に抑えつける。


殴ってもいいし、

蹴ってもいいし、

勇輝待ってもいいし。


迷うなぁ…。



「あ。」


勇輝こっちに

気付いた。


しゃーない、待つかぁ。


「彼氏くん、来るね。」


ヤンキー男が少し

笑う。


ちょっと遠いから


勇輝の顔見えないんだ


ろーな。


勇輝ってここらじゃ


有名なヤンキーだから


見たら逃げ出すと思う…


「ねぇ君?雰囲気出す為に叫んでよ。」


はあ?


無理。










< 189 / 310 >

この作品をシェア

pagetop