あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「だからぁ、俺らが
君を襲うからさ
彼氏くんが君を
助けてくれるか試すの」
ヤンキー男はニヤニヤ
いや、別にいいけどさあ
勇輝は
キレる→ボコボコ
→病院行き
の図にすると思うよ?
つか、まず
これぐらいのヤツら
私でも勝てるし。
「どう?楽しくね?」
「はあ。」
私は間の抜けた
返事をする。
「えっ何、怖じ気づいちゃった感じー?大丈夫だって。彼氏くんに逃げられても俺らが遊んでやるからさ。」
ニコッと笑うヤンキー男
うぜー、もう殴って
いいかな…
つか、コイツらと
遊ぶ…←100パーないけど
うわっ無理だぁ。
一般的にはかっこいいん
かも知んないけど。
(カッコいいの基準も
よく分かんないし…)
私には勇輝以外
有り得ないわー…
ヤバいヤバい
ノロケ出そう。
「なんなん?ニヤケちゃって、俺らと遊ぶんそんな嬉しいん?」
はい、黙れー
もう、真剣殴るよ?
…っあ!!
「勇輝…」
「彼氏くん来たん?よし、やろーぜ♪」
ヤンキー男2人は
私を壁に抑えつける。
殴ってもいいし、
蹴ってもいいし、
勇輝待ってもいいし。
迷うなぁ…。
「あ。」
勇輝こっちに
気付いた。
しゃーない、待つかぁ。
「彼氏くん、来るね。」
ヤンキー男が少し
笑う。
ちょっと遠いから
勇輝の顔見えないんだ
ろーな。
勇輝ってここらじゃ
有名なヤンキーだから
見たら逃げ出すと思う…
「ねぇ君?雰囲気出す為に叫んでよ。」
はあ?
無理。