あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「勇輝さんチーッス!!」


背の低い方の


ヤンキーが頭を下げる


「おぅ、直人久しいな」


勇輝は嬉しそう…


「てか、誰なの?」



我慢出来ず会話に

割って入る。


「あぁ。」


つか、「あぁ」って!!


一応(ほんと一応だけど…)

彼女が襲われかけてんのに


私に対して反応薄くない!?
(↑そこは気になる。)

「こいつが俺のダチで実敦(みつる)つうの。で、これが俺の後輩の直人。」


「わりぃーな、勇輝の彼女。でも、知ってたらしてなかったぜ?」


当たり前じゃん!


と、心の中で突っ込む私


「てか、マジ可愛ーっすね?勇輝さんの彼女。」


「だろ?」


勇輝はニコニコ笑う


てかなんで紹介されるためにきた彼女


みたいなワケ私?


こっち絡まれてたん

ですけど!


「で、学校の先輩、後輩なワケ?」




おそるおそる聞く。









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