あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「はぁっ!?」


うわ、実敦さんの


反応ハンパない…


「勇輝、お前なんでっ!?」


また話が読めないぞ?


「おぉ、誰とおんのかと思いきや北野実敦かよ。」


「えー?爽くん誰?」


奈美が爽也に聞いてる。


北野っていうんだ。


・・・・・じゃない!!


なんなの、みんな知り合い?


「俺もいますよ、爽也さん。」

ニカッと笑う直人くん。


勇輝にすごい似てる…


髪型とかも。



「直人ぉ!!久しぶりだなぁ。なんでそっち入ったんだよ?こっち入ってくれっつっただろ!?」


爽也は嬉しそうだけど


私は何がなんだか。


「さーせん、爽也さん。俺、勇輝さんについていきたくて」

少し申し訳無さそうに


直人くんが頭を下げた


「いいけどよぉ。」


2人はニカッと笑いあう


うっ、直人くんの


笑顔マジかっこいい。


勇輝と笑ってる顔


そっくりだし!!


「…答えろよ、勇輝。何で雪仲がここに来る訳?」


実敦さん怖っ!!


「別に?同じ学校で百合が爽也の彼女と仲良いから今日Wデートになっただけだし。」



いたって普通に


勇輝が説明する。


チラと爽也の方を


見ると直人くんと


仲良く喋っている。


何がダメなんだろう?



タタッと奈美が


こっちに来る。


「ねぇ百合、これどーゆう事?」


「さぁ?分かんない。」


とりあえず、奈美に


事の成り行きを話す。











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