あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「Wデートぉ!!?」


「「わあっ?」」


実敦さんの声に


ビックリする私たち…


「まぁ、百合が行きたがったし?」


「おっ前、いくら彼女が行きたがったっつっても…」


実敦さんは

私の方を見て

キッと睨んだ。


もうどーでもいいけどさぁ


「なる程ね。」


私が説明をしたら


奈美がうんうんと


頷いた。


「分かった!!」


「えっ!?何が?」


何で奈美分かるのー?


まあ、こうゆう事だった


爽也は『毒也』っていう


グループのメンバーで。


(因みに一番偉いらしい)


勇輝は『黒蒋闘』(こくしょうとう)っていうグループで


対立してて、勇輝も


グループのトップなんだって

なのに、そのトップ同士


が仲良くやってるから


実敦さんが


怒ったみたい…。


「うわぁ、めんどくさ」


私は明らか嫌な顔。


「だよね~…」


奈美も同じように苦笑い



「おい、勇輝の彼女!」



なんか実敦さんに


呼ばれたし・・・・


てか、また呼び方変わったね

百合ちゃん


勇輝の彼女


に。


「何ですかー?」



私は笑顔を作って


かけていった。


はぁーデートの前に


何でこんな事が


あるわけ~?


ほんとツイてない…。








< 194 / 310 >

この作品をシェア

pagetop