あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「さぁて!


遊ぼ、遊ぼ。」


せっかくデート


なんだから楽しくしなきゃ

「何乗る!?」


復活した奈美が


目を輝かして言う。


「まずは


ジェットコースターじゃね?」


勇輝が提案


まあ、定番だよね


「いきなりー?


ハードだなぁ…。」


少し嫌な顔をする爽也に

「嫌なら別行動取れば?」


と、勇輝は突き放す。


「まあ、別に


いっしょに動かなくても


昼とか皆で食べたら


Wデートか。」


と私は頷きながら


喋る


「それにしよーぜ。


どっか行けよ、お前ら」


カチン。


「お前らって言わないで!」

奈美に対して失礼!!!


自分たちで言いあうのはいいけどさ。


「へいへい。」


ちゃんと聞けー勇輝!!


「は?


別行動なんてとるわけ


ないだろ!?


付きまとってやるから


覚悟しろよな、お前ら!」

爽也が叫んだ。

ん?


「爽也も


お前らって言わない!」

もうっ!


「スイマセンでした。」


「ふん。」


いくらヤンキーでも


やめてよね!


勇輝と爽也が

コソコソと話す。


「おい、お前


百合ってあんなんだぞ!?


それでも欲しいのかよ。」


「あ…当たり前だろ?」


そんな会話。


どんなんなんだっつの!


(※↑こんなんです※)


「行くよ、


ジェットコースター!」


「「…はい。」」


よし!


あれ?


奈美は?











< 201 / 310 >

この作品をシェア

pagetop