あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



キョロキョロ…

いた。


青ざめてる?

「どしたの、奈美?」


「何にもない…。


それより、百合に


爽くんは渡さないからっ」

大丈夫そう?


「はいはい。

私もあんなんいんないし」


奈美一筋になれよな!


「あんなんとか


冗談でも言わないでっ!!」

わっ!


「ごっごめんなさい。」


怖い怖い…


「爽くんが邪魔するのを


邪魔してやるんだから」


わぁ…めんどくさい。


「私達はラブラブですので


奈美はいっぱい


チャンスあるよー」


絶対そう。


「…そうだといいけどね。


あまり、爽くんが


かっこいいからって


ときめかないでよね。」


ギクッ!!!


それは…


ちょっと自信ないかも…

好きと、


かっこいい…は


違いますし…はは。


「頑張るよ…」


頑張るだけ!?って


顔をした奈美を


私は無視して、


ジェットコースターに


並んだ。


意外と少ないし、


簡単に乗れそう♪


「そっ爽也ー勇輝ー


こっちー!!」


「「おうっ。」」


わぁハモってる。


お互いの顔見て…


あぁー!!


「ケンカはやめましょう!!」


私が割って入る。


ふ~、あっ次には


乗れそうだねっ。


かなり青ざめた


奈美が言葉を発した。


「…やっぱ無理…。」



「へ?」


何が!?







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