あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「無理しなくていいぜ?」
優しい…
あっ甘えちゃダメ!!
「だ、大丈夫。」
う~
「あのね…
私、そっ爽也くんが
好きなんだっ!////」
言った!!
爽也くんの顔を
そーっと覗き込む。
「は?」
うわ、不機嫌に
させちゃった!?
「めっ迷惑だよね。」
私はあせあせ…
爽也くんも
何故か焦り出す。
「いや、違くて…
えっ?俺、百合に
酷いことしたんだぜ、
それでも…?」
私は頷いた
だって好きだもん。
それに、
何としても好きな人が
欲しいって気持ちは
分かるし…。
「……わりぃ。」
あっ、やっぱダメかぁ。
夢みたいなもんだしね
爽也くんと付き合うなんて
「聞いてくれて
ありがとうございました」
私はぺこりと頭を下げた
「ちょっと待って!」
へ?
「何ですか?」
「あの…俺さ、
まだ百合のこと
忘れられねえんだ…」
そうですよね。
そこまでやったん
ですもん…
「そう…ですよね。」
「でも…」
でも!?
「忘れようとは思ってる」
そ…なんだ。
「で。まだ忘れられねぇ
けど、優輝と百合が
絶対離れないほど
繋がってるって
分かったら諦める…」
??フム。
「だから…
俺がまだ諦めきれて
なくてもいいんなら
付き合える…。」
「・・・・・・え?」
「そんなん嫌だよな。
何言ってんだろ、わりぃ」
「いいんですか?
やったぁ!!」
嬉しいっ!!
彼女になれるんだっ