あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「・・・・ンッ・・」
んー
ダメ!
恥ずかしい、やだ!!
私はドンと勇輝の
胸を叩く。
勇輝の唇が離れた…
「ハアハア…」
いっ息が…
「言う気になった?」
あっ、早く言えって
そういう!?
「えっ!?・・・・」
意地張ってるだけだけど
言いたくない…。
「んだよ、まだかよ。
じゃあ次もっと激しいの
イくぞ?」
「は!?」
ちょ、待っ!
周りがキャーキャー
マジで無理!!
「言います、言います!!」
はあはあ。
「ちっ」
「まさかの舌打ち!?」
「嘘だよ。早く来いよ」
またまた人気の
ない場所へ。
疲れるわーーっ
「で!?」
怒ってる、怒ってる…
――――――――――――――
*爽也side
「あいつらどこ
行ったんだよ、ったく」
「ここいようよ、
おっきいし、このカフェ」
カフェ?
まあメールして
来いっつればいっか。
「じゃあ入る?」
「うんっ!!」
まあ、たまには
こういうのも
ノンビリしてていっか…
――――――――――――――
*百合side
「爽也のヤツ…」
ブチ切れMAXで
ございます。勇輝さん…
「そんな適当な気持ちで
奈美と…」
「ふふっ、なんか
勇輝が奈美の心配してる
のが可笑しいや」
私は笑う。
「あ゛?」
わっ怖い。
「百合が、友達を大切に
とか…言うからだよっ
/////////」
あっ、違った。
照れてんだ。