あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
ちょっと待ってよ
…えぇっ!?
マジで言ってんの?
あたふたしてる私に
爽也は追い討ちをかける
「俺、かなり馬鹿みてぇけど
好きな人と観覧車の
一番上でキスするのが
夢なんだ…//////」
何それ可愛いなおいっ
そんなん言わないでよ
OKしてしまうじゃん…
「理不尽なのは分かってる
でも、これで新しい恋に
いける気がするんだ…」
奈美には、
幸せになって欲しい。
・・・・・・・・・
「分かった。」
勇輝ごめんっ!!
心の中で謝る。
「百合のこと好きに
なって良かった…///」
あっ頂上…
スッと触れるだけのキス
勇輝以外とは…
初めてで。/////
爽也がかっこいいから
嫌ではないわけで…
「ありがと。
初恋の味、一生忘れねぇ//」
また赤面させるような
ことをサラッとこいつは…
「どーいたしまして。
奈美をよろしくね///」
「任せとけ。」
ふふっ、ちょっと
複雑だけどこれで
良かったのかも・・・
「ちなみに初恋の味って
何味~?」
つか初恋!?
マジか…。
「教えねー////」
「なんでよ~」