あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】


*勇輝side



-俺は今、百合の様子を見るために後ろを振り返っている-


百合は胸のとこを押さえてて、顔が真っ赤でちょっと苦しそうだ。


「やべぇーめちゃ可愛い」

呟いた。


隣の席の子が、頬を赤くして こっちを向いた。


しまった!声出てた。


超可愛いー
やべーよ。あの可愛さは なんつーか新鮮? あいつ、好きな奴いた事ないって言ってたっけ!? だからかよ?顔とかより、雰囲気が めちゃくちゃ可愛い!


『絶対、絶対絶対俺の事好きにさせてやる!』


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